ホンダ N-BOXの実燃費は?カタログ燃費や競合車種との比較

ホンダのN-BOXは、2011年12月に新しいモデルのNシリーズとして発売されました。N-BOXは、上質で広々とした室内を実現していて、軽自動車の中でも人気が高く、販売台数を伸ばしている車種です。2022年にはなんと新車販売台数1位を獲得しています!
では、そんな人気車種であるN-BOXの燃費性能は一体どれくらいなのでしょうか。

こちらの記事では、ホンダのN-BOXの燃費について、カタログ燃費や競合車種との比較をしつつ、N-BOXの魅力についてご紹介していきます!!

※一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)および全軽自協調べ

N-BOXの低燃費のヒミツ

N-BOXは、低燃費性能と力強い走りを両立させた、i-VTECエンジンとターボエンジンの2種類のエンジンが採用されています。i-VTECエンジンの採用によって、普段使いの車としての燃費性能にこだわりつつ、坂道での加速や高速道路での力強さを両立しています。

N-BOXのターボ車では、ターボエンジンならではのパワフルな走りにさらなる磨きをかけることに加え、レスポンスの向上、さらなる低燃費性能の追求もしています。
さらに燃費性能を向上させるためにN-BOXには、「アイドリングストップシステム」「ECONスイッチ」「アンビエントメーター」といった環境性能が搭載されています。

ロングストロークエンジンで低燃費を実現

現行のN-BOXに搭載されているエンジンの特徴は、ロングストロークされたエンジンです。搭載されているエンジンは、「S07B」という形式のエンジンで、ボアストローク比が1.29になります。
先代モデルに搭載されていたエンジンから、わずか6年で新しいエンジンになりました。これにより熱効率を高められるのでNAエンジンでも、ターボエンジンでも低燃費が実現されました!

アンビエントメーターでエコ運転をサポート

N-BOXに搭載されている「アンビエントメーター」は、燃費にいいエコな運転をした時にメーター中央の照明の色がグリーンに変化します。楽しくわかりやすい表示で、ドライバーにドライビング状況をお知らせをしてくれる機能となっています。
燃費効率を見える化することで、ドライバーがエコな運転を意識できるようになる嬉しい機能です!

実燃費、他メーカーの車種と比べると…?

では実際に他メーカーのスーパーハイトワゴン系の車種と比較すると、実燃費はどのぐらい違うのでしょうか?

結論から言うと、実燃費では一歩譲る数値になる傾向にあります。
もちろん運転の仕方によって燃費は大きく変化しますが、ハイブリッドシステムが搭載されている競合車種などと比較すると、どうしても実燃費では一歩及ばないのが現状です。

先代N-BOXと比較すると低燃費を実現していますが、軽スーパーハイトワゴンの中で燃費を重要視するなら他社との比較が必要となってきます!

N-BOXの概要

N-BOXは、2022年1月から12月の登録車を含む新車販売台数が1位を獲得した、人気の高いホンダのスライドドア付きのハイトワゴン型軽自動車です。
N-BOXの全グレードに衝突被害軽減ブレーキ(ホンダセンシング)の搭載がされていて、デザイン性やインテリアに加えて、走行性能や安全装備の面でも充実しています。

先代モデルは発売から販売台数を伸ばすなど、人気を集めました。その後、2017年に現行モデルにモデルチェンジしており、エンジンやエクステリアが大きく変化するなど魅力を高めています。

N-BOXの特徴

N-BOXは、シンプルですが一つ一つが洗練されているデザインが特徴となっています。乗る人全員が落ち着いてゆったりと快適に過ごすことができるような内装も特徴の一つです。さらに内装は、上品さとモダンさが意識されているデザインとなっています。

なかでも、N-BOXを選ぶ際に特に注目してほしい3つのポイントを見ていきましょう!

ポイント①ハイブリッド非搭載でも低燃費

N-BOXはハイブリッド非搭載となっていますが、その中でも低燃費を実現しています。前述したように、ハイブリッドが搭載されていないのにもかかわらず、低燃費になっています!

またNAモデルの場合、他車と比較して出力が高くなっているのが特徴です。ターボエンジンでは同じ出力の数値になっていても、NAモデルならN-BOXは他車よりもパワフルに走行できるでしょう。低燃費でも力強く走行できるのは、競合車種と比較した際のN-BOXの魅力です。

ポイント②広々した車内

N-BOXはホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用していて、ボックス型で両側スライドドアを備えているため、広々とした室内空間が魅力のひとつとなっています。

人が4人乗ってもゆったりとしたスペースがありますし、車内高が1,400㎜あるので、子供が立ったまま着替えることもできます。

また、後部座席を倒した状態の最大荷室のフロアの奥行きは1,535mmになり、同じスーパーハイトワゴン系のなかでも最大級となっています。
さらに、後部座席の足元や膝まわりにも余裕のある空間を確保していますので、大柄な方でも足を組んでゆったりとくつろぐことができます。

ポイント③使い勝手のよい収納やシートアレンジ

N-BOXには、使い勝手のよい収納があり、シートアレンジが使いやすいことが特徴です。N-BOXの収納は、使いやすさを考えて身の回りの小物をスッキリ収納できるように場所やサイズにこだわって手が届きやすいところに配置されています。

シートアレンジもグレードによって、ベンチシートやスーパースライドシートと、複数の仕様から自分に合った使いやすいものを選択できます。

N-BOXのカタログ燃費

つづいては、N-BOXのカタログ燃費についてご紹介します。

車の燃費性能は直接、家計に影響を与えるポイントとなるので、車を選ぶ際には必ず確認しておきたい部分となるでしょう。N-BOXの燃費は、どれくらいなのでしょうか?カタログ燃費を見ていきましょう!

N-BOXのグレード別カタログ燃費(WLTCモード)

  G L Lターボ EX EXターボ
2WD 21.2km/L 21.2km/L 20.2km/L 21.2km/L 20.2km/L
4WD 19.8km/L 19.8km/L 19.0km/L 19.8km/L 19.0km/L

N-BOXは走りの良さと燃費性能の良さを両立したものとなっているので、WLTCモードのNAの2WD車で21.2km/L、ターボのNA車で20.2km/Lとなっています。

N-BOXの実燃費

N-BOXの実燃費はどれくらいなのでしょうか。N-BOXの実燃費を見ていきましょう。

燃費計測サイトのe燃費のデータによると、N-BOXの実燃費は、以下の通りです。

N-BOXの実燃費

  • NA FFモデル 16.98 km/
  • NA 4WDモデル 14.96 km/L
  • ターボ FFモデル 15.62 km/L
  • ターボ 4WDモデル 14.58 km/L

NAモデルの実燃費は、軽スーパーハイトワゴンであることを考慮すると、まずまずの実燃費といえそうです。注目したいのは、4WDでも燃費の落ちが少なくなっているという点です
積雪地帯などで4WDが必須という方には、4WDでも燃費の落ちが少ないのは魅力的といえます!

競合車種との燃費比較

各自動車メーカーでは、近年いかに低燃費を実現するかでしのぎを削り合っており、最新車種はかなりの燃費性能や環境性能を持つようになっています。ホンダ N-BOXの競合車種である、スズキのスペーシアとダイハツのタントの燃費性能はどうでしょうか。N-BOXの燃費と比較してみましょう!

ダイハツ タント

ダイハツのタントは、最新の技術を採用しており、燃費性能の向上を実現しています。燃費効率の向上のため、マルチスパーク(複数回点火)を採用したり、燃料噴射方法を見直すなど大幅に改良しています。

タントとN-BOXのカタログ燃費の比較(WLTCモード)

  タント N-BOX
2WD 20.0~21.0km/L 20.2~21.2km/L
4WD 18.8~20.0km/L 19.0~19.8km/L

N-BOXとタントの実燃費を比較すると以下の通りとなります。燃費計測サイトのe燃費のデータの、NAのFFモデルの実燃費です。

  • タント FFNAモデル 17.09 km/L
  • N-BOX FFNAモデル 16.98 km/L

N-BOXとタントの燃費を比較すると、N-BOXとタントはほぼ同じ燃費性能だといえるでしょう。

実燃費では、若干タントの方が良い傾向があるため、内外装の好みなどを考慮して選択するのをオススメします!

スズキ スペーシア

スズキのスペーシアは、全グレードでマイルドハイブリッドシステムを採用しています。スズキ独自のISG(モーター機能付き発電機)とリチウムイオンバッテリーを搭載していて、クラストップレベルの優れた燃費性能を実現しています。

スペーシアとN-BOXのカタログ燃費の比較(WLTCモード)

  スペーシア N-BOX
2WD 21.2~22.2km/L 20.2~21.2km/L
4WD 20.2km/L 19.0~19.8km/L

N-BOXとスペーシアの燃費を比較すると、スペーシアの燃費の方が、N-BOXを上回っています。

燃費計測サイトのe燃費のデータでは、以下の通りとなっています。

  • スペーシア FFNAモデル 17.73 km/L
  • N-BOX FFNAモデル 16.98 km/L

スペーシアにはハイブリッドシステムが搭載されているので、N-BOXよりも燃費が若干良い傾向にあります。カタログ燃費だけでなく、実燃費にもその点が出ています。

まとめ

N-BOXの実燃費・カタログ燃費の競合車種との比較はいかがでしたでしょうか?各メーカー、多少の差はありますが、数年前の軽自動車と比べてもかなり低燃費になっております。それぞれの特徴・魅力を理解することで車選びもしやすくなると思います。ぜひ参考にしてください!

N-BOXをお得に購入するには?

ホンダのN-BOXを、お得に購入できる方法をご紹介します!N-BOXをお得に購入する方法の二つあります!!
一つはローンがあります。N-BOXの新車の本体価格は、軽自動車であってもグレードによって200万円を超える場合もあるほどです。本体価格に加えて、オプションなどをつけていくと支払の総額はさらに高額になります。
総額次第では、現金一括での購入より、半分ぐらいを頭金に入れて残りを月々支払い!!といったような購入方法の方が、毎月の支払い金額を一定にするこができて、無理なくN-BOXに乗ることができますし、何より万一に備えて現金を残しておけるのでオススメです。

もう一つは、未使用車での購入です!未使用車であればグレードなどにもよりますが、新車本体価格より10~30万円ほど安くなります!年式も古くても半年から1年落ちで、走行距離は新車とほぼ変わりません!しかも納車は最短3日で可能です!
ただし、現車限りになりますので色の変更やグレードの変更、メーカーオプションの追加はできませんので、そこは新車のように融通は利きませんが、何よりも新車に比べて金額が安いのが未使用車の魅力です!装備や色など、納得のいく1台が見つかれば新車購入よりもオススメします!!